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男もすなる日記といふものを、harumakiもしてみむとてするなり。

ここ最近何をしていたか

◆ここ最近何をしていたか

漢字検定を受けて以降、何をしていたかといえば、

大学を卒業した身でありながら、懐古して部活動をやっていた。

 

■合宿の付き添い

大学にいた頃、私は映像部(本来の名前は微妙に違うが)に所属していた。

その映像部の後輩から

「大学所有の山荘で合宿をするので、その付き添いに来てください」という一本の連絡があった。

 

その山荘で宿泊をする場合、一つのルールに従わなくてはならない。

それは「顧問の教授かOB・OGが一人以上付き添わなければならない」というものである。始めは教授に頼んだようだが、忙しくて付き添いに来られず、候補の対象はOBOGへ移り、そして暇人の最たる例として挙げられる私に、白羽の矢が立ったようである。

 

ちなみに部内には白羽の矢が3本あったようで、自分の他にも2人のOBが来た。

 

 

そして、せっかく三羽烏が集まるのなら、一つ撮影でもしようかという話になった。

合宿では後輩たちが撮影の予定を立てており、あくまでそちらのスケジュールを優先するという前提で、こちらも準備。

 

結論から言うと、OB側の撮影が実施されることはなかった。

 

■やったこと

件の撮影をするにあたり、脚本が必要となった。

OB3人の内、私以外の2人はほとんど技術屋(カメラ・音声・照明など)である。自ずと役割が決定される。

 

そうして簡単な脚本を書き、小道具の血糊をサラサラと作った時点で、私の "合宿的活動" は概ね終了した。以下にその時の記録を残す。

 

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今回書いた脚本 4ページほど

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血糊 漏斗も手作り


そして合宿当日。朝に一度学校に集合し、軽く顔を合わせてから合宿所へ向かう。

距離は大体90km程度。我々OB3人組は個人の車で向かうことになっていた。行きは運転しなかったが、帰りは山道を70kmほど運転した。

普段から車を運転する人には理解し得ないだろうが、ペーパードライバーの私にとってこの70kmは大きな経験値となった。何せ免許を取ってからは、片手で数えられるほどしか運転したことが無いのだから。家族以外の人を乗せたのも初めてのことで、数日経った今もなお、ひとしおの感動がある。

 

 

到着して山荘に入ると、行動力のある後輩たちは早速撮影をしていた。私は技術屋ではないので、ちまちまと雑用をしたり、後輩の脚本を読んで、書き方やテクニックについて偉そうに添削したりした。それがどの程度影響をもたらしたかは知る由も無い。貢献することはあまりできなかったように思う。

先輩という立場であるとはいえ、所詮私は素人の域を出ない、烏合の衆の中の一人だ。

 

少し大袈裟かもしれないが、他人の人生を左右することが怖い。(影響力が無いと思いつつも)

私があまり人に助言をしないのはこれが理由であり、また今回の言動はとても珍しいことである。良い言い方をすれば、一枚皮を脱いだということかもしれない。

 

 

あとは飯を喰らい、遊んだ。麻雀をしたり持っていったボドゲをしたりSwitchで昔のゲームをしたり。

これが我々の知る "合宿らしさ" であった。

  

そうしてそれらに浸かったと同時に、映像部はもう我々の居場所ではないということを確認した。

知らない後輩、知らない風潮、知らない雰囲気、知らない映像。

 

我々の知るその "らしさ" とは、遠くかけ離れたものを感じ取った。

時代は移り行く。古い物は下流へ流される。

 

 

これにて終わりとする。