僕は先生になれない
■なれる職業、なれない職業
こんばんは。
人生五里霧中のharumakiと申します。「リングワンデルング」。
そんな悩み沈み込む中、街行く人々を見ていると、ふと「この人はどんな職に就いているんだろう」と考えることが多くなっています。
「あの人は病院に入っていったからお医者さんかな」とか、
「オシャレだから服屋とか美容師とかだろうな」とか、
「ムッキムキで日焼けしてるからボディビルダーかもしれねえな」とか、
「あいつは絶対に無職だ間違いない」とか、
勝手に失礼なことを考えています。どうせ答えも出ないので滅茶苦茶な推測です。
街頭アンケートやテレビタレントのように直接「あなたの職はなんですか?」などと聞くわけにもいかないしね。
聞くことはしないんですけどもここでは終わりません。
「~かな、だろうな」と思った後に必ず「僕には なれない/なれる な」と考えます。
自分に向いててなれそうな職業、到底務まらないであろう職業。
よく、考える。
■思い出す恩師
最近また良くないことに、学生時代を思い出してしまいます。
学生だった僕たちの一番近くにいる社会人といえば「先生」でしょう。
「先生=聖職者」と言うくらいですから、さぞやりがいのある職業なんだろうなあと思います。イヤミではありません。実際の職場環境が分からないので素直に推測です。
かつて進路というものを考えた時、実のところ先生に興味が無かったわけではありません。
大学の頃は教職課程が時間割にあって取るか迷いましたし、ボランティアで学童に勉強を教えた期間も少しだけあります。そして人にものを教えることに関しても別に嫌いではありませんでした。
でも僕は先生にはなれません。
僕は人に何かを分け与えるほど裕福ではないのです。
僕は学生時代を呆けて過ごしていたので当時は気づかなかったのですが、学校には至る所に人生の分岐点があったなあと、今になって思い返します。
好きな科目、部活、イベント、受験、先生の教え。
好きな科目があればそれを軸に進学先を決め、部活で才を見い出せばその方向へ進むことも選択肢の一つとして考えられるでしょう。
文化祭でひょんなことから人生が変わる、なんてドラマチックな内容もあるのかもしれません。芸人コンビの誕生エピソードでもたまに聞いたりしますよね。
そして先生とは、そういった人の岐路に寄り添って生きていく職業であると僕は思います。
ぼくの中学受験期、担任に言われた「harumakiはものづくり系の職が向いてると思うなあ」という言葉は、10年弱経った今になっても胸の内に引っかかっています。
このことに関しては真意を聞いておくべきでした。真意を聞いていれば別の道に進んでいたかもしれません。
時には他人の人生を決め、左右する。先生とはそのくらい影響力のある職業です。
人の生き様を決める水先案内人、僕には、難しい。
今度、失礼を承知で電話でもしてみようかなと思ってます。
連絡先知ってる人いたらよければ教えてください。
週末へ。