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男もすなる日記といふものを、harumakiもしてみむとてするなり。

初めて映画をハシゴした <天気の子><プロメア>

■初めて映画をハシゴした

 

まずは昨日のぼくのお昼ご飯の写真です。

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産まれて初めて「券売機で2種類のチケットを買う」という行為をしました。

 

『天気の子』、そして『プロメア』。

 

 

・天気の子 ストーリー

・天気の子 ストーリー以外

・プロメア ストーリー

・プロメア ストーリー以外

 

くらいにざっくり分けて書きます。

 

 

感想を書くのでネタバレ注意。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■それは "偶然"の物語

 

朝起きて外を見ると、目も眩むような快晴。

 

「うわ~めっちゃいい天気。『天気の子』日和だな~」

と思った。

未視聴がバレバレである。

 

 

●ストーリー

偶然に次ぐ偶然。

 

陽菜が 晴れ女の力 を手に入れたのも、

船で 須賀に助けられた のも、

帆高と陽菜が出会った のも。

 

他にも拳銃を拾ったり、バスで凪を見かけたり、目の前に指輪が落ちてきたり。

 

全てが偶然でした。

 

最後、高校を卒業した帆高が須賀の元を訪れたシーン。

東京を水浸しにしてしまった負い目のようなものを感じている帆高に対し、

須賀は「お前のせいじゃない。雨が降っているのはただの偶然」と話しました。

(細かいセリフは忘れました)

 

たまたま長い雨が降って、たまたま晴れて、たまたまトラックに雷が落ちて、といったように、

振り返ると、全てが "偶然" だったような気さえしてきます。

 

 

そして、それらが偶然だったのか必然だったのかは、誰にも分からない。(新海さんは除くかも)

 

拳銃は誰の物だったのか?

みんなのその後は?

ラストシーンの後、2人はどうなった?

それは偶然か、必然か?

 

 

「あの時起こった出来事も実は夢だったんじゃないか?」

 

 

たくさんの想像の余地が散りばめられ、観終わった後も考えて、想像して楽しめる、

そんな作品なんじゃないかと思いました。

 

 

 

●ストーリー以外

ぼくは新海誠の作品は『君の名は。』から入りました。

自然の表現が素晴らしく、しかも今作に関しては「天気」というお題目があったのでそれ以上に期待しました。

 

しなやかな水、滴り落ちる雫。

水の表現が度を過ぎてる(褒め言葉)。

あまりの優麗さに自然と息が漏れ出る。

 

そして『君の名は。』には無かった、ファンタジー世界の生き物たち。

空を翔る龍や水の魚が生き生きと動く。

帆高が雲の世界で陽菜の名前を叫んだシーンで、陽菜の顔をつつく魚たちはまるで本物のようでした。昔見たドクターフィッシュがあんな感じだった気がする。

 

そして、東京の街並みとのコントラスト。

光り散らす店の看板と灰色コンクリートの建物。東京の街の汚い部分がつぶさに描かれていて、リアリティとファンタジーの緩急がとても良い。

 

知っている場所や建物だったので臨場感もあった。『マンボー』とか『松屋』とかぼくもよく使います。

ドンキホーテっぽい看板がデカデカと出てたのに違う名前だったのは笑った。エンドクレジットにも名前は無かったはず、、)

 

 

 

晴れと雨。人工と自然。リアリティとファンタジー

左右の違いをとてもよく楽しめる作品でした。

 

 

陽菜さんが可愛かった。おさげの髪型好き。

 

 

 

 

 

 

■熱い

 

観るか観ないか迷って結局観に行かなかったが、

「延長してるから観に行ってみてくれお」と友人に勧められ、いざプロメア。

 

知っていたのはTRIGGER作品であること。予告も何も観ず、前情報だけで言った。

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映画館に行くと予告映像がやっていたので大方の内容はここで把握。

「消防の話なのね」

 

 

貼り紙がしてあった。

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完全に "プロメア用" 。

『天気の子』も同じスクリーンで観たのに、

「『プロメア』ご鑑賞のお客様へお願い」と書いてあるではないか。

 

 

これ以外にもプロメアの装飾がたくさん。

ファンアートもたっぷり。

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これに加えて上映直前、脇の扉から映画館の支配人が出てきて、

貼り紙の注意についてもう一回説明して、プロメアの小話して出ていった。

 

 

もしかしてとんでもない作品を見逃すところだったのではないか?

 

 

 

●ストーリー

チケットを見るとガロとリオの前日譚も付いてた。もしかして超ラッキーかも。

「ストーリーを一度さらった人が補完で観る」感じだったので、

初視聴のぼくとしましては、単純にストーリーの延長といった感じでした。

 

 

本編ですが、いやはやよくまとまっている・・・。

人体が突然が発火し、迫害される存在となっているバーニッシュ。

火災現場に現れ炎を消し、人命救助に努めるバーニングレスキュー。

 

冒頭から対立軸が明確で分かりやすく、一発で捉えやすい。

平行世界や地球爆発といった突拍子のないところまで大風呂敷を広げつつも、最後は綺麗に畳んで大団円。

2時間弱とは思えない密度だ。さすがはTRIGGER。

 

 

あと、TRIGGERの別作品『キルラキル』でもそうでしたが、

①最初は敵同士

②共通の敵が現れ、共闘

の流れがめちゃくちゃ好きです私。最高。

 

 

●ストーリー以外

 

アクション!! ロボット!! 変形!! 合体!!

滅殺開墾ビーム!! 瞬砕パイルドライバー!!

バイク!! ドラゴン!!

リオデガロンからのガロデリオン!!

 

 

 

好きなもの全部詰まってた。全部当たりの福袋買ったような気分でした。

実を言うとロボットものの作品はあまり好んで観ていないぼくなのですが、本作品に関しては「どストライク」でびっちりと嵌った。というかロボットものに目覚めさせられました。

 

 

色調と作画。

基本をで構成されている画面からは、雰囲気と世界観がバッチリ伝わってくる。

 

その上にしっかりと乗るキャラクターとそのアクション。

 

パキパキと生えてくる氷。素早く動きながらも重厚感を忘れないロボット。

縦横無尽に動く炎。黒の鎧を纏うバーニッシュ。

カッコよすぎる。

 

マトイテッカー射出~変形完了 までの流れ好き。

炎から抜刀するマッドバーニッシュ(リオ) 好き。

カッコよすぎる。

 

上映中も何回「カッコよすぎる」と言ったか覚えてない。

 

 

言葉遊びとセリフ回しもパーフェクト。

炎氷、熱い冷たいに関する単語や慣用句が、ザクザクとゴールドラッシュのように出てくる。

「燃えていいのは魂だけだ!」
日常会話から決め台詞まで申し分無し。




熱いストーリーに熱いキャラクター達。熱いアクションに熱いロボット。

熱いアニメをご所望の方は是非。

熱すぎるので火傷しないように気を付けてください。

 

 

そろそろ「熱」がゲシュタルト崩壊してきた。

 

 

 

■またハシゴしよ

ずっと「映画館のハシゴってどうなの?」と思ってました。

一日2本も作品を見たらパンクしてしまいそうだし、1本目の方の余韻がすぐに消えてしまうんじゃないかと。

 

でもそんなことは無かった。

「2本見れば1本見た時の倍楽しめる」ということに気付きました。単純計算で良かった。

 

あと、1サイズ大きいポップコーンを買って2回の上映で食べ切るというムーブが出来たこともケチなぼくにとっては嬉しい出来事でした。

 

 

それじゃあ裏設定でも探してみようかな。

 

 

 

 

ちなみにこの日はたまたまワインレッドの服青いリュックを背負っていたので、

完全に「プロメアを見に来たヲタク」だった。

 

 

恥ずかしくて顔から火が出そうでした。