どうやら俺はバラ科のアレルギーらしい
◆どうやら俺はバラ科のアレルギーらしい
リンゴを食べている時、
「あれ?なんか唇と口の中がピリピリしてかゆい・・」
ということに気付きました。
子供のころはなんともなかったのに、なぜ今になって?
と疑問は出たのですが、その時は「まあリンゴ食べないようにすればいいか、体質も大人になって変わったんでしょ」程度に思っていて、あまり調べたりしませんでした。
しかし、今日イチゴを食した際に、リンゴと同様に口の中がピリピリしててありゃりゃ。
うーんこれは怪しい。
コナンばりに推理してみると、ピチコシュオーン!と脳に電流が走ると共に、一つの推論が出てきました。
「たしかリンゴはバラ科・・・もしかしてイチゴもバラ科なんじゃ? そして俺はバラ科アレルギーなんじゃねーの?」
調べてみるとドンピシャリ。
イチゴはバラ科で、バラ科の「口腔アレルギー症候群」というものが存在するそうです。
■食物アレルギーとはまた別のもの
「口腔アレルギー症候群」だ!
「口腔アレルギー症候群」はアレルギーの一種です。
しかし、「食物アレルギー」とは似て非なるものです。
まず、特定の食べ物には、アレルギーの原因となる「アレルゲン」という物質が含まれています。
「アレルゲン」を含む食物を摂取した際、身体の機能がその食物を「これは悪い物だ!」と誤認(免疫機能が弱い、未成熟といった場合に起こりやすい)してしまうことによって、その食物に対する「IgE抗体」というものを体内に作ってしまいます。
そしてその食物を再び摂取すると、前に作られたIgE抗体が反応してしまい、身体にアレルギー反応が出る・・・
というのがアレルギーになる仕組みのようです。
"卵" を例とさせていただきますと
①卵を食べる
②「卵は悪いものだ!」と身体が誤認
③卵に対する「IgE抗体」が作られ、卵を食べた時に症状が出るように
ということですね。
しかし「口腔アレルギー症候群」は、上記とは仕組みが違っています。
「口腔アレルギー症候群」は、「花粉症」と併せて出てくる症状のようです。
特定の花粉を体内に吸収した際、食物アレルギー同様に、花粉に対するIgE抗体が体内に作られます。
そのIgE抗体には、花粉以外にも特定の食物に反応してしまうことがあり、その食物を食べた際にも、症状が出てしまう・・・
という仕組みのようです。
"リンゴ" を例とさせていただきますと
①特定の花粉を吸引
②花粉に対する「IgE抗体」が作られ、「花粉症」になる
③そのIgE抗体は、リンゴに対しても反応してしまう
④リンゴを食べた時に症状が出るように
ということですね。
花粉の種類によって反応する食物も違ってくるようで、
●ヒノキ、スギ → トマト
●シラカバ → リンゴ、イチゴ、モモ、ピーナッツ
●ブタクサ → メロン、スイカ
左記の花粉症の場合、右記の食べ物などで反応してしまうみたいです。これらは一例で他にもあるみたいなので、心当たりのある方は調べてみてください。
ちなみに重症化するケースは少ないそうなので一安心。ほとんどが口周りのかゆみで済むのだとか。
■いつ花粉症になったんだ
さて、じゃあ俺はシラカバの花粉症ということか。なるほど。
「いつ花粉症になったんだ!」と疑問形で書きましたけれども、答えは出ております。
東京に在住していた時に決まっている。
何故大人になってから症状が出るようになったのか。
→就職で北海道を離れ、東京に住み、そこで花粉症になったから。
何故北海道に帰ってから気付いたのか。
→東京でリンゴやイチゴを食べる機会が無かったから。
証拠がありすぎる。ありすぎてアリストテレスになった。
ん?待てよ?
じゃあ俺は「リンゴやイチゴ以外にも、モモやピーナッツも食べちゃいけない」ってことなの?
うるせーーーーーーーーー知らねーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リンゴパクパク!!!!!!!! イチゴモグモグ!!!!!!!!!!!!!!
モモモモモモモモモモモモモ!!!!!!!!!!!!! ピーナッツポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリ!!!!!!!!!!
鬼は外!!!!!!!!!!!!!
福は内!!!!!!!!!!!!!
うおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!
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かゆい うま
(日記はここで終わっている。)
━━━(参考)━━━━━━━━━━━━━━━━
①
②
③
④
学んで得する!お肌とアレルギーのこと③ 口腔アレルギー症候群のおはなし
https://pharma-navi.bayer.jp/allergy/static/media/pdf/material/CLA_PNS_1802140.pdf
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