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男もすなる日記といふものを、harumakiもしてみむとてするなり。

『こゝろ』を読んだので

◆『こゝろ』を読んだので

 読書感想文などではありません。

 

青空文庫にて、夏目漱石の『こゝろ』を読み終えましたが、読書中知らない単語が多く出てくるため、都度別タブで調べながら読み進めてきました。

 

 

数は、しめて75個。

タブを消さずにとっておいたので、今日はそれを使って復習しようと思います。そういう記事です。

 

基本的にはネットのページに書いてあるのをペタペタ貼っていきます。

 

 

■只管箇条書

▼1.畷 (なわて)

田の中の細道。あぜ道。なわてじ。なわて道。

まっすぐな長い道。

 

▼2.鹹い (しおはゆい)

しおからい。しょっぱい。

 

→この漢字初めて見たわよ。

 

▼3.無聊 (ぶりょう)

退屈なこと。心が楽しまないこと。気が晴れないこと。また、そのさま。むりょう。

 

▼4.絣 (かすり)

 白地や藍染め地に十字や細かい線などをちりばめた幾何学模様が特徴的な着物を総称で「絣」と呼びます。

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絣模様

▼5.沈吟 (ちんぎん)

 思いにふけること。考え込むこと。静かに口ずさむこと。

 

▼6.アイロニー

皮肉。あてこすり。反語。

 

▼7.合の子 (あいのこ)

混血児。ハーフ。

 

▼8.幽邃 (ゆうすい)

景色などが奥深く静かなこと。また、そのさま。

 

▼9.厭世 (えんせい)

世の中をうとましく思うこと。生きていることがつらいと思うこと。

 

→ぼくも厨二病だったあの頃と働いてた時はこれだった

 

▼10.領する (りょうする)

自分のものとする。自分の領地として所有する。

承知する。

 

▼11.鹿爪らしい (しかつめらしい)

まじめくさっていて、堅苦しい感じがする。もったいぶっている。

いかにも道理にかなっている様子だ。もっともらしい。

 

▼12.献酬 (けんしゅう)

杯をやりとりすること。酒を飲み交わすこと。

 

▼13.悉皆 (しっかい)

一つ残らず全部。ことごとく。

 

▼14.畢竟 (ひっきょう)

究極。絶対。最終。

さまざまな経過を経ても、最終的には一つの結果に落ち着くさま。結局。要するに。

 

▼15.五徳 (ごとく)

五つの徳目。仁・義・礼・智・信

火鉢の灰の中に据えて、鉄瓶(てつびん)や釜(かま)などをのせる、三本脚の輪形の台。普通、足を上にして輪を灰中に埋めて用いる。

 

→作中で出た五徳は後者。現代版だとガスコンロのアレ。

 

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五徳

 

▼16.のっつそっつ

からだを伸ばしたり反らしたりするさま。退屈するようすにいう。のつそつ。

 

▼17.細君/妻君 (さいくん)

親しい人に対し、自分の妻をいう語。

 

▼18.毫も (ごうも)

少しも。ちっとも。あとに打消しの語を伴って用いる。

 

▼19.枳殻 (からたち/きこく)

ミカン科の落葉低木。果実は球形、径約3センチメートルでビロード状の毛があり、10~11月に黄色に熟すが、酸味が強くて食べられない。名は唐橘(からたちばな)の略。

現在市場で枳殻、枳実(きじつ)の名で取り扱われているものはダイダイ、ミカン、ナツミカンの未熟果がおもである。

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枳殻

▼20.因循 (いんじゅん)

古い方法・習慣に従って改めようとしない・こと(さま)。

ぐずぐずして煮えきらないこと(さま)。

 

▼21.蓊欝 (こんもり)

木が薄暗くなるほど生い茂っているさま。

丸く盛り上がっているさま。

 

→なにこの漢字・・・初めて見た。

 

▼22.あたじけない

欲が深い。けちだ。しみったれだ。

 

▼23.徽章 (きしょう)

身分・資格・所属団体などを表すために、衣服・帽子などにつけるしるし。バッジ。

 

▼24.慰謝 (いしゃ)

なぐさめていたわること。同情して、またはすまないと思って、なぐさめること。

 

→「慰謝料」の慰謝。

 

▼25.行李 (こうり)

竹や柳で編んだ箱形の物入れ。旅行の際に荷物を運搬するのに用いたが、今日では衣類の保管などに使用。

旅行に持っていく荷物。

 

▼26.リンネル

亜麻の繊維で織った薄い織物。リネン。夏の衣料のほか、ハンカチーフ・テーブルクロスなどに使用。

 

→病院にある「リネン室」のリネン。強度が高いが、シワになりやすいらしい。衣類成分に書かれる「麻」はリネンのことだったりする(他にもラミーという素材があるらしい)。

 

▼27.癇性/癇症/疳性 (かんしょう)

ちょっとした刺激にもすぐ怒る性質。激しやすい気質。また、そのさま。

異常に潔癖な性質。また、そのさま。神経質。

 

▼28.気炎を揚げる (きえんをあげる)

威勢のいいことを言う。気炎を吐く。

 

▼29.丹精 (たんせい)

心をこめて物事をすること。まことの心。真心。丹心。赤心。

 

→「丹精込めて」とかの丹精。そもそも何だよの精神。

 

▼30.閑却 (かんきゃく)

なおざりにすること。いい加減にほうっておくこと。

 

▼31.等閑 (なおざり)

いいかげんにしておくさま。本気でないさま。おろそか。

ほどほどで、あっさりしているさま。

 

▼32.御座なり (おざなり)

その場のがれにいいかげんに物事をするさま。

 

→おざなり と なおざり で間違えないよう注意します。

「おざなり」=「姑息」。

「なおざり」=「蔑ろ」。

 

▼33.渋面 (しぶつら/じゅうめん)

不愉快そうなにがにがしい顔。また、そういう顔をすること。しかめづら。しぶづら。渋面顔。泣き出しそうな顔。

 

▼34.懸隔 (けんかく)

二つの物事がかけ離れていること。非常に差があること。

 

▼35.諷する (ふうする)

遠まわしにそれとなく批判する。風刺する。

 

▼36.絡げる (からげる)

紐(ひも)などで縛る。

着物の裾(すそ)や袂(たもと)をまくり上げて、落ちないようにとめる。

 

▼37.安臥 (あんが)

からだを横たえて楽にすること。

 

→安臥ールズ。

 

▼38.吃驚 (きっきょう/びっくり)

意外なことや突然なことに驚くさま。

 

→吃驚ドンキー。

 

▼39.草臥れる (くたびれる)

体力を消耗してそれ以上動くのがいやになる。疲れる。疲労する。

使い古して、みすぼらしい感じになる。

 

▼40.慥か/確か (たしか)

明らかで、間違いがないと判断できるさま。明白で疑う余地のないさま。

事情やいきさつがはっきりしていて、信用のおけるさま。

 

→なんだこの字・・・まあ「確か」を改めて調べることなんて無いのでいい機会~

 

▼41.口吻 (こうふん)

くちさき。くちもと。話しぶり。くちぶり。

 

▼42.誰何 (すいか)

声をかけて、だれかと名を問いただすこと。呼びとがめること。

 

→誰そ彼に比べたら誰何の知名度って低いよな
この間クラスの女子に「誰何知ってる?」って聞いたら「は?誰おまえ?」って言われたよ
一般的にはその程度の知名度

 

▼43.偸む/盗む (ぬすむ)

他人の物をひそかに自分のものにする。とる。

他人の技芸や作品、考えや行動などをひそかにまねる。わきから見て他人の技術などを習得する。

人に知られないよう、こっそり…する。ごまかす。

 

→なんだこの字・・・。

 

▼44.煩悶 (はんもん)

いろいろ悩み苦しむこと。苦しみもだえること。

 

▼45.懊悩 (おうのう)

なやみもだえること。煩悶。

 

▼46.損料 (そんりょう)

衣服・器具などを借りるとき、その損耗を償う意味で支払う料金。借り賃。使用料。

 

▼47.篤実 (とくじつ)

情が深く誠実なこと。また、そのさま。

 

→「温厚篤実」の篤実。プレパラート。

 

▼48.布衍/敷衍/敷延 (ふえん)

おしひろげること。展開すること。

意義・意味をおしひろめて説明すること。また、わかりやすく詳しく説明すること。

 

▼49.掌 (てのひら/たなごころ)

手のひら。手の内側。手の裏。

 

→たなごころは主に慣用句で使うらしい。魚心あればたなごころ。タナゴだけにね。

 

▼50.不穏当 (ふおんとう)

おだやかでないこと。さしさわりがあって適切ではないこと。また、そのさま。

 

▼51.猜疑 (さいぎ)

人をうたがったり、ねたんだりすること。

 

▼52.唐めく (からめく)

唐風である。唐の様式である。

異国風である。普通とちがってしゃれている。

 

▼53.見縊る (みくびる)

軽視する。あなどる。見さげる。

 

→なんだこの漢字・・・

 

▼54.萌す (きざす)

草木の芽がもえ出ようとする。芽ぐむ。

事が起ころうとする気配がある。

心の中に考えなどが生ずる。

 

▼55.狐疑 (こぎ)

疑い深いこと。また、猜疑心(さいぎしん)をもつこと。

 

→狐が疑い深い動物というところから来ているらしい。

 

▼56.聟 (もこ)

相手。仲間。「むこ(婿)」に同じ。

 

▼57.睥睨/俾睨 (へいげい)

にらみつけて勢いを示すこと。横目でじろりとにらみつけること。

 

▼58.払底 (ふってい)

物がすっかり無くなること。また、非常に少なくなること。

 

▼59.復籍 (ふくせき)

婚姻・養子縁組で他の戸籍に入った者が、離婚・離縁などによって、もとの戸籍にかえること。

退学によって学籍を離れたものが、復学すること。

 

▼60.喬木 (きょうぼく)

高木。丈の高い木。樹木の便宜的な分類では、ふつう、高さが約2メートル以上になる木で、幹が太く、直立し、枝を張って他の植物を覆うものをいう。

 

▼61.灌木 (かんぼく)

低木。通常、ヒトの身長以下の高さの樹木をいう。主幹と枝との区別がはっきりせず、根もとから多くの枝に分かれているものが多い。

 

→「喬木」⇔「灌木」。セットで。

 

▼62.鞭撻 (べんたつ)

むちで打ってこらしめること。

おこたらないようにと強く励ますこと。

 

→「ご指導ご鞭撻~」とかの鞭撻。つまりこの発言は「むちで打ってください」という意味になる。近年稀にみるドM発言だ。

 

▼63.艱苦 (かんく)

悩み苦しむこと。つらく苦しいこと。艱難辛苦。

 

▼64.かたわ

体の一部の機能や形態に障害があること。

 

▼65.めっかち

一方の目が見えないこと。また、両目の大きさにかなりの差があること。

 

▼66.喜悦 (きえつ)

心からよろこぶこと。大きなよろこび。

 

▼67.悵然 (ちょうぜん)

悲しみ嘆くさま。がっかりしてうちひしがれるさま。

 

▼68.迂遠 (うえん)

遠回りしているさま。まわりくどいさま。

直接役に立たないさま。

 

▼69.懐手 (ふところで)

和服を着たとき、手を袖から出さずに懐に入れていること。

自分では何もしないこと。

 

▼70.悄然 (しょうぜん)

元気がなく、うちしおれているさま。しょんぼり。

ひっそりと静かなさま。

 

▼71.窘める (たしなめる)

非礼・不作法などを軽く叱る。苦しめる。悩ます。

 

▼72.拘泥 (こうでい)

気にしてとらわれること。こだわること。

 

▼73.爛酔 (らんすい)

ひどく酒に酔うこと。泥酔。

 

▼74.寂寞 (せきばく)

ひっそりとして寂しいさま。心が満たされずにもの寂しいさま。じゃくまく。

 

▼75.述懐 (じゅっかい)

思いをのべること。

過去の出来事や思い出などをのべること。

恨み言をのべること。愚痴や不平を言うこと。

 

■以上

以上です。ある意味、75個で済んで良かった。

しっかり復習して賢くなるんだ。

 

たぶん次は「人間失格」を読み終えたらです。

参考雑でごめんなさい。

 

━━━(参考)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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kotobank.jp

 ③

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